大きな百貨店の絵本売り場の企画で
「鋏(ハサミ)を使わず楽しい工作をして欲しい」と依頼がありました。
ケガをする可能性のある物は使わない。
(その百貨店は子どものイベントに関して全館共通事項だそうです)
ハサミはなくてもなんとかなるけど
「紙」はないと困るなぁとそのとき思いました。

今年は春から「紙」いろいろ。
つながる絵〜絵本〜切り絵〜新聞紙
7月の今は新聞紙で粘土を作ろうとしています。

切り絵は
今森光彦さんの切り紙の本を参考に
下絵を見て描く
という作業をしました。
(4年生くらいから)
ホンモノの植物、生き物を見て描いて作る、というのをやりたいと
だいぶ考えたのですが次のステップにすることに。


デザインカッターを初めて使う子もあったのに
よくこれだけ集中して切り抜くことができたなと
絵本は報告済み
新聞紙は相変わらずみんな大好き
わぁい!と喜んで思い思いに好きなもの作る子と
「いつになったら造形始めるの?」と聞いてくる子。
「新聞紙でただ遊んでるだけじゃない。」
(そこが大事なんだけど)
造形教室、図工科など同業者の先生も
「そういう子、必ずいるいる!(笑)」と

活動や授業には必ず目標がある、と経験してきている子は
造形遊びはなかなか馴染めないかもしれません。
理由はさまざまです。
この子も(自転車うしろ)ちょっと前までそんなだった気がします。
今では新聞紙を身に纏い
かぶってきた帽子
お忘れのままお帰りです(笑)
好き嫌い、得手不得手はあっていい
いろいろ体験してみようよ
できたものを評価するんじゃない
その子が感じて考えたて作ったものを
そして新聞紙粘土
たくさん遊んだ新聞紙が粘土になる?!
これも「紙の道」
苦手で触れない子
黙々とグチャグチャする子
どうなるかな?