「公園作ったんかいな?」
山のような、何かの動物?あるいは乗り物のような形の塀ができました。
このブログは
「いつもココロにオカヒロフミ」さんに
キッズクラフト新北野アトリエの門扉の制作をしてもらった
その工程と
私のタイル貼りチビっと体験記です。


制作をお願いしたオカさんは
当初から仕上げのタイルは
私かアトリエの子どもたちで貼ってはどうかと
提案をしてくれていました。
全体のデザイン施工と
塀の穴の渦巻きタイルはオカさん
「好きなようににやったらいいですよ。」と言ってもらい
タイル貼りの技術的な指導をしてもらいながら
私は雨垂れ風な部分と扉留めのタイル貼りを
はじめてしてみました。
子どもたちにはゴメンなのですが
「させなくて良かった〜!」というのが正直な感想
寒すぎて、とてもできない。
今年の1月は雪がチラつきました。
オカさんの作った塀の形状と渦巻いているタイルを見たら
水しぶき、雨垂れのイメージが湧いてきて
自然と手が動いていきました。
タイルが「こっち、こっちも貼りなよ。」と言ってくれてるようで
黄色いのはマスキングテープ手間だけど必須。プロの手際。
それにもし子どもたちが居たら、きっとこの場を譲ってしまったでしょう。
寒がり怠け者の私が3~4日も制作できたのは楽しさ故でした。
誰かに褒めてもらおうなんて欲を出すと手が動かなくなります。
とにかく気分は5歳児!
ブロックを積み上げ曲線に削り鉄柱を入れセメントで加工
防腐剤を塗り
最後にタイルを貼るという
2024年1月後半約2週間の工程でした。


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自宅の1階をアトリエに改築したのが2016年
庭の可動式の木製の柵は5年ほどで朽ちてしまい
子どもたちの防犯にも良くない。
なんとかしないと。
出かけるたびに面白そうな柵を見つけては画像に収めていた
けれども、これ、というのがないまま月日が流れ
近所に「斉藤美術館」ができました。
古い建物をリノベーションしたもので
直線でない有機的な造作物
家具を含めた建物自体が一つひとつ作品なのが感じられます。
心惹かれ、通い、作者とお会いする機会を得ました。
作者のオカさんはアンダーグラウンドの演劇出身で
演技演出、舞台美術を手がけていたそう。
私も同じくらいの時期、まだ東京にいた頃
同じような劇団にいたことがあり
大阪に来てからほぼ初めてと言っていいくらい
数十年ぶりに舞台の話をしました。
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現場の下見に来てもらい
門扉についての希望は
子どもが遊ぶのに安全であること
あとはオカさんがイイと思ったように作ってくださいとお願いしました。

数日後、プランがやってきました。
CADとかExcelとかじゃなく全部手描き!
結果、日程、デザイン、予算も含めて
ほぼ全部このプラン通りに進行し
予定通りに完了、完成しました。
大まかな予定を組んだ際に
私がフンデルトヴァッサーが好きでいいなと話したところ
オカさんも遠くないイメージを持っていました。
タイルは面倒でも一枚一枚ボンドをヘラでつけながら
後で隙間に目地を入れてスポンジで拭き取る
不器用な私は素手で貼り付けてやっとの作業。
手がガビガビになりました。
ダウンの重ね着、玉ねぎ状態
作業中は
上沼恵美子のAMラジオを初めて聴いたり
ドリルやドライバーなどの道具に娘さんの名前を書いている訳とか
足先が凍りそう、なのに笑ったり驚いたり話していた気がします。
2月に入り門扉完成
アトリエにきた子どもたち
「何これ?」「なんなん?」「バイキンマン?」
いろんなものに見えるのかな。
すぐに潜りだし登りだし遊びが出てきます。
「一緒に作りたかったな〜」
余白はたくさんあるよ
ガウディじゃないけど完成はまだまだ!
暖かくなったら、みんなで作ろうね!

オカさんファミリー終了日に来てくれました。