キッズクラフト展は
子ども達が制作したものを
家族や近しい人たちを中心に
見ていただきたいと年に1度の開催を行っています。
妹たちと遊ぶ作品を触られたくない子は
名札に●マーク
作品には子ども達が「やってみよう!」と取り組んだ姿が写り込んでいます。
楽しいことばかりではなく
思うようにいかず、悩んで手がつかなかった時間もあります。
でこぼこだったりキレイに仕上がっていないものもあります。
それでも「できた!」と誇らしげに告げた作品たちです。
こうしたものを身近な方に見ていただくことで
子ども達とのより望ましい関係、想像的な環境がつくられるきっかけになるのではないかと思っています。
閲覧時間も会員時間を設け
ゆっくり観て、話して、一緒に遊べるようにしました。
会員の約9割の家族が閲覧と遊びに来られました。
2日間で200名ほど、穏やかで盛況でした。
2023年度18回目のクラフト展は
1>『人形達の劇場』マグネットシアター
2>遊べる工作
3>親子写生会の展示
今回予想外だったのは
「遊べる工作」でアトリエの壁面をゲーム的に作ろうとしたところ
高学年クラスの男子2人が
「絵を描きたい!」と申し出て
まったく自主的に開催1週間前から制作を始めたことです。
小学1年生から入会した2人
それぞれが絵に自信アリ、だったのが
意欲をくじかれることに直面します。
元気がイマイチ、低迷しているのが見えるので
私自身も何かしたい、させたい、と悶々としていました。
そのモヤモヤっとした気持ちが何かパワーになったのかな
すごい勢いで制作は進みました。
私は作業的なこと構成など、多少、口を出しましたが
ほぼ2人でどする、こする、と話し合い
最後まで制作をしました。
来場者からは「小学生が描いたの?」
「下描きないの?」と質問が。
小さい子達からは「大きくなったら描けるようになる?」と
みんなの感性を刺激したかもしれません。
共同制作が難しいことはこれまで経験しています。
はたで思うほど子どもが自由に伸び伸びと制作できるわけではありません。
大きなサイズの絵はこれまで描いたことはありましたが
これほどのものはなく
改めて子どもの力に驚かされました。
6年生には
「卒業制作だね。」と
「中学なっても辞めへんで」
え、と、やめる子がいないと新しい子が入れないんですけど・・