2023年9月18日(月祝)画ネット・絵画造形教室ネットワーク主催
創立20周年記念イベントを開催
ウェルビーイング阪急阪神(株)W主催
参加の親子:26組77名
参加費:親子4名まで¥1.000(保険込み)
スタッフ18名
見学者:19名
描画材・用具工具・もろもろは画ネットメンバーのアトリエ使用のものです。ハサミは参加者持参でお願いしました。何せ100人分!これ以外の絵の具の材料など、たくさん準備しました。
事前申し込み参加者全員名札を付けてもらいます。
今回は107名の事前申し込みがあり
以下18名のスタッフで臨みました。
スタッフ>
画ネット(会員4名)
ウェルビーイング阪急阪神(株)( 4名)
類設計室(株)(4名)
キッズクラフト協力・保護者・生徒(6名)
内容>
十三公園の一区画を開発予定地とし
親子は街の開発者になります。
住むのはパペット(自分人形)。
パペットサイズの街を作ります。
親子でパペットを持って探索。
そして子どもが感じて考えた「あったらいいな!」を作ります。
この際に親は否定しないようにサポート。
このことにより親子の相互理解を育もうとするものです。
また自分で感じて考えたことを表現しようとする
制作の様子>
気温が高く熱中症を心配しましたが
大きく高い木が会場に木陰をつくっていました。
簡易でちょっとヘンテコな立体のサンプルを作り置き
「これなら作れそう」と安心感を生んだようです。作品ができた順に「開発予定地」に展示する段取りにしました。
終了90分前でも終わる気配が(まったく)なく
絵の具遊びも始まり、子どもたちは集中し
保護者たちも寛いでいる様子でした。
終了1時間前に佃・北田の「お片付けの唄(オリジナル)」
ウクレレ演奏を行い、参加者に終わりが近づいていることを伝えました。「十三〇〇開発計画」の〇〇に作品からイメージした文字を 子ども自身が考えて書き入れ記念家族写真。反省点>作品をもっとレイアウトして展示すればよかった。 仕上がった順に作者が持ち帰ったため。
見学者>約30名〜画ネットや造形教室、阪急阪神・地域の自治体の代表者などの見学がありました。
こうした親子でモノづくり〜アートのイベントが低価格で
いろんな地域で取り組めることいいなと思います。
作品を仕上げることだけだけでなく、人と人との関係もつくる造形の可能性を体験してみてもらいたい
画ネット創設当初からの願いです。
キッズゲルニカの展示>
2007年にガネット造形祭りにて平和って何?をテーマに
関西圏のガネット会員の教室、約60名の子どもたちで制作。
作品はピカソのゲルニカと同じ縦3.5m,横7.35m。
2010年インドネシア・バリ島での「キッズゲルニカ国際展覧会」から13年振りの展示です。
建てるまでの苦労は相変わらずあったものの会場を彩りました。
制作当時は平和がどんなものか子どもたちに伝え、絵に表現するのが難しいと会員同士で討論したものです。
20年後の今、ウクライナ/ロシア戦線の集結が見えない状況になり
「平和っていいね」と作品に意義がある世の中になってしまっています。
1937年無抵抗なスペインのゲルニカの人々を虐殺されたピカソは銃でなく絵画で怒りを世界中に訴えました。暴力を使わず和解ができるアートの可能性を子どもたち親たちも、感じて考えて表現してみるきっかけになってもらえたらと願っています。
アトリエの倉庫から出して日干し
屋外で重く大きいサイズのゲルニカを展示するのは困難
でもせっかくの20周年、皆さんに見てもらいたい!
平和を願う今こそ、とワガママ言いました。
支柱にしたステンレスのポールが折れてしまう程でしたが
スタッフの協力で立ち上がりました。
京都の画ネット会員、プチクレヨン宮本さんご夫妻が見学に
このキッズゲルニカ制作時も尽力していただきました。