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絵画教室ネットワーク・ガネット
実技研究会 2021年11月23日(祝) 第100回を迎えました。 『SDG'Sサステナブルな造形〜ゴミゼロを目指す企業との連携』 親子造形ワークショップ <ガネット研究会 この日の活動の趣旨> 活動後に不要になったモノ(ゴミ)を 持ってリサイクル工場に出かける。 ゴミはどこに行くのか 工場はどんなことをしているのか 見て知ってみよう。 造形活動ではダンボールや牛乳パックなど 使用済みの素材をリサイクルして使う頻度が高くあります。 それだけでもリサイクルと言えますが 活動が終了してゴミとして捨てるモノの行方を見てみよう。 教室の先生、保護者たち そして子ども達にもできる 日常の小さな行動に結びつけ、広げていけたら というのが今回の研究会の趣旨です。 (有)橘金属の 松原夫妻が 参加者の子ども達に リサイクルの仕組みを よく分かるように クイズ形式でガイドしてくれました。 株)リサイクルラボラトリ専務取締役 松原政孝さんと 有)橘金属・総務部 奥様の里沙さん もう一つ 今回の取り組みでは 職業についての誤った概念(見方)についても 実態を知ってほしいと考えました。 活動の連携をさせていただいている 橘金属は、ゴミゼロを目指し 再生燃料としてゴミをフル活用しています。 地域の環境に貢献している企業にもかかわらず 「どんなことをしているのか」 具体的に知られていません。 まず、見て、知ることから 理解が生まれるのではないかと考えています。 私は1998年から 大阪市の人権啓発推進員をさせていただき 親子や外国籍の方など 身近な人たちとの相互理解をテーマに ワークショップを行ってきました。 つくること(アート)を通して いい関係を築く きっかけになればと思っています。 この日の実技研究会のカリキュラムは 「親子造形ワークショップ」をしました。 参加者は ガネット会員有志の6名 絵画造形教室の先生 親子サポーター 親子4組10名 子ども5名( 1 歳3ヶ月〜10歳) 参加者の親5名 (近隣の家族・アーティスト・ギャラリスト・保育士) 以下は活動を始める際に 全員に配布したテキストの内容です。 テーマ「望ましい親子関係」 「つくることが楽しい!」 どうしたらいいでしょう? 参加の親御さん>ルールをつくってゲームだと思って活動してみましょう 講師は>親子が困っているようなら一緒に考えてみましょう。 親ルール① 一緒に何か作ります。子どもの想いを優先するようにしてください。 親が「これにしたら?早くしなさい!」 と急かさない。(待つ・見守る) 親ルール② 「ダメ」など否定語を少なくする 講師ルール 上の親ルールを踏まえ、「どうしたら親子が楽しく活動できるか」 子どもが決められるようにする。一緒に考えながらサポートする。 ❌「車を作ればいいですよ」など具体的なアドバイスをしないようにする。 参加の講師> 「子ども達に否定する言葉がけを少なくする(安全管理でも)」 「怒らない」(ようにする) 言葉がけの工夫です。 これだけでも子ども・生徒との関係性が 少しだけでも、いい方向に進むように私は感じています。 本日のワークでいいと感じたり、気づくことがあれば 日常生活、家族ともトレーニングしてみてください。 振り返り(感想)> 記述のアンケートではなく 一人ひとり口頭で感想を述べてもらいました。 講師も親も共通した感想がありました。 活動の先が読めてしまうので 大人の考えを押し付けがちだったかも。 「それは時間内に無理!これにしたら」 など、つい言ってしまっていた。 「つくる楽しさは何処からやってくる?」 以下ワークショップ終了後に伝えました。 子どもは自分の想いでつくったり、描いたりします。 それを「好きな人」に見せたい、伝えようとします。 褒められて、また描く、見せたくなる、また描く、作りたくなる けれども 「似てないね」「もっと丁寧に描いたら」と 大人の視点から否定され続けると 子どもは見せようとする意欲が低くなります。 また、家の中でも怒る要素を少なくすることも大切です。 「なんでこぼしちゃったの?」と責めるより こぼさない場所にモノを置くなど 大人側の工夫をしてみましょう。 小さな日常の積み重ねから 自由で創造的な制作が生まれてくるように思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お母さんでアーティストの方に 「(職業差別の)お話は胸に響きました。 アートは他の方法に比べたら 手っ取り早く偏見など なくすことができるかも。」 勇気づけられる言葉でした。 また次回につなげていくつもりです。 皆さん ありがとうございました! ランチをはさんで
by kids-craft
| 2021-12-06 13:05
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