2021年10月の第99回絵画教室ネットワーク
ガネット 研究会で
『SDG'sな造形』に取り組みます。
講師:松本隆行(小学校教員)
キッズクラフトでの取り組みを
ガネット 会員に紹介したいと実施してみました。
<SDG's 作品の行方>
キッズクラフトでは段ボールの造形が人気です。
質の高い材料で活動することができています。
作品はアトリエでみんなで遊びます。
片付けもします。
遊び足りない、続きをしたい子は材料の余りを持ち帰り
小さい弟妹や家族と続きをします。
気の済んだ子は置いて帰り
アトリエで処分します。
「ゴミになったものはどこへ行くの?」が今回のテーマ。
地域のリサイクル工場に
親子の社会科見学をお願いしました。
<リサイクル工場へ親子社会科見学>
キッズクラフトでは
かれこれ20年以上
段ボールについては地域のリサイクル工場
引き取っていただく際には
・汚れているものはダメ〜油や濡れたもの
・油性のインクのものも不可
水性は可、アクリル絵の具はダメなのです。
こういうことは言わないで
みんな不要になった段ボールを持ち込みました。
どういう分別になるのか
リサイクルした後にはどんな形になるのか
クイズ形式の説明を社員の方達が
準備していて下さいました。
画像は「ポリスチレンゴット」という
プラモデルの材料にもなるというモノ。
お惣菜等が入っている発泡スチロールから
10kgに固めた銀の延棒状態に固めたものを
触って持たせてもらいました。(重いっ!)
また
RPF固形燃料という再生困難な廃材から作ったものを拝見。
これらも橘金属さん(リサイクル・ラボラトリ株)で
再生加工しているのだということです。
「廃材全てを再生利用できるように。」と
総務部の松原里沙さん
さすが「ゴミゼロ」を目指す企業です。
ゴミ箱に入れる前に
段ボールにつけた紙のガムテープを
一所懸命に剥がしている4歳児が微笑ましかったです。
片付けるだけで褒めてくれる大人はいるけど
捨て方まで考えてできる
再生可能という意識の入り口が
子どもたちに小さくとも開いたらいいなと思います。