いつもより短い夏休みが終わりました。
久しぶりにアトリエに来た子どもたち
日に焼けて背が高くなって
逞しくなったような気がします。
この一週間ですが
いつになく何人かの子の涙を見ました。
送りに来てくれたパパ、ママから離れたくない
クラフトはやりたい、でもママがいないのはダメ・・。
相反するつぶやきに親御さん達は戸惑います。
「ここに来る時間を作るのに大変なの分かっているでしょ?」
(そうなんです。ホントにみなさん手間がかかっています。)
説得します。
だけど理屈じゃなく
涙がたくさん出ます。
少しの時間、付き添ってもらえるようお願いします。
隙を見てママ退室っ。
だいたいこのパターンでうまくいきます。
この日はどうしてもパパと離れられないひよりちゃん
パパが休日なので急遽、親子造形をしてもらいました。
他の子ども達は「夏休み、短かすぎ。」
「学校来ない子もいるよ。」などなど話しながら制作。
「学校行きたくない〜。」
「ひよりちゃんのパパは、お仕事どうですか?」
と私が話を振ると
「行きたくないな〜という日はあります。」
みんなクスクス
「でもちゃんと行ってます!」
この後しばらくして
ひよりちゃんの涙は収まり
お迎えの時間までサヨナラして
集中した制作をしました。
パパはお迎えの時間を
いつも守ってくれています。
(このことはとても大事です。)
泣くだけ泣いて
却ってシャキッとする子も少なくありません。
「泣かないで、ちゃんと理由を言いなさい。」
教師を含めて詰め寄る大人がいます。
理由はちゃんとある
自分がいない間
ママと弟は二人で楽しく遊ぶんだろうな、悔しいな、とか
でもなかなか理路整然と説明できる5歳6歳児は
そういないのでは。
泣いて表現するしかない場合もあります。
長女は言葉が遅かったせいもあるのか
泣いて通った保育園
でした。
大きくなるほど
泣きたくても泣けない。
泣く前に言葉を持っているから
泣く回数も減って来るのか
泣かれると困るのは確かです。
でも子どもの涙は無駄じゃないなと。
夏休み明けに事故が多いといわれる昨今
親の前で泣けなくなった子の方が
むしろ心配かもしれません。
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アトリエでは
終了10分前に保護者にお迎えに来てもらい
嬉しくても
少し思い通りにいかなかったことでも
その日の活動と子どもの様子を
保護者にお話しします。
すこ〜しずつですが変化します。
ひよりちゃんはパパに
一生懸命作った作品を見てもらい
いつもの笑顔で
涙はどこへやら。
秋も楽しくいこうね!