新北野第3アトリエでも段ボール造形をしました。
お絵描きも好きだけど
段ボールでお想い思いにつくるのは
ホントにみんな大好きです。
教室の外に置いた段ボール
自分が作りたいものだけ選んで教室に持ち込みます。
たった一枚だけ?
でも作っていくうちに何回も階下に取りに出掛けるのです。
段ボールカッターと粘着テープの扱い方
それとお約束のガイダンスをしてからスタートです。
1回完了にしようと思っていましたが
どうにも終われない様子です。
会場にゴメンナサイをして作品を
1週間だけ置かせてもらう事に。
終了時間15分前には全員でお片づけ
ほうき、ちりとり、掃除機、用具の片付け
自分達で決めて、それぞれに始めます。
そうそう。
ゆうしろうくん、今日は一番に来て
シートを1人で敷きました。
もうお父さんはいらない?(笑)
私自身が段ボールという素材が好きなのですが
扱いやすくダイナミックに遊べるからでしょうか
子ども達に人気のカリキュラムです。
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絵画造形教室の仕事を始めた当初
どういう内容で構成したらいいのか悩んでいました。
発達年齢、環境、教材、カリキュラム・・・
自分なりに調べて試して準備しても子どもの笑顔がない。
そんな時に、あるクラスで段ボールの造形〜造形あそびをしたところ
子ども達がとても元気に生き生きとしてきたのです。
その後、機会があるごとに子どもだけでなく
大人、ご年配(70歳代くらい)、大学生などにも行ないましたが
共通したものが表れました。
自分自身で「いいな、やりたい!」と感じた事を
「どうやって作ろう」と考え試行錯誤する。
そのことが楽しくなる。
年齢に関係なく
こうした活動が
ひとを生き生きさせるのではないかと思います。
「あそび」と名がつくと
無駄や余分と思われがちです。
「生きる力」が必要だと掲げられて久しいのですが
意欲や自主性、想像力は
案外身近なところから
少しゆっくり時間をかけて
育つものではないかと感じています。