「大阪児童美術研究会」という、その名の通りですが
子どもの美術教育について実践に基づいて研究しようとする団体です。
小中学校の教員が主で、テーマに分かれていくつかの「部会」があります。
歴史も長く(戦後)、組織の構造もしっかりしています。
私は、そうした教員の枠にはないものですが
10年程前からご縁があり、ひとつの部会に参加させてもらっています。
小中学校の先生が連携して、図工美術を研究していこうという部会です。
この部会の部長さんは教育大の教授です。
とても熱心な方がメンバーなので、勉強させて頂いています。
この日は、私の絵画教室の実践を発表しました。
小中学校の先生達と、立場や条件は異なりますが
基本となる所〜技術的な指導についてや
大切にしていきたい所、問題点など討議していきます。
悩みながら継続しているカリキュラムがあるのですが
やはり今後の展開、問題点を指摘していただき
方向性が見えた感がありました。
作品や実践を発表することで
単に褒めてもらうのではなく
何を目的とするものなのか、
子どもに、どう働きかけていくことが望ましいのか等話し合っていきました。
教科書の内容、指導要領について討議しているところです
来年2010年1月の児童美術の大会で
はじめて発表する事になりました。
この部会のテーマ「つながり」をもとに
社会教育と学校の連携を発表する予定です。
かなり大役で、学会発表とは異なる荷の重さがあります。
けれど、自分の持っているものを
出していかないと入ってこない事を
つくづく感じているので
メンバーに助けてもらいながら、背中を押され
「やってみようかな」と考えている次第です。